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2021.02.06 1,341PV

【名古屋のたから】熱田神宮はこんなところ!【#熱田神宮】

熱田神宮

みなさんはじめまして、南山大学1年のボスカルです!

今回は、名古屋市熱田区にある「熱田神宮」についてご紹介します!

「名前は聞いたことがあるよ」という人は多いと思いますが、どういうところで何が祀ってあるのか……については意外と知らない人が多いかもしれません。

熱田神宮、実はとーてもすっごいトコロなんですよ!!

 

概要:熱田神宮はこんなところ

熱田神宮は、名古屋市熱田区にある神宮のひとつです。天皇の皇位継承の際に必要となる三種の神器の1つ、草薙神剣をお祀りしています。尾張地方で格式の高い神社とされる尾張国三宮の1つでもあり、愛知県としても、日本としても、非常に位の高い神宮となっています。

 

おすすめ:熱田神宮に行ったら絶対寄ろう!

「格式の高い神社なのはわかるけど……じゃあ何があるの?」と思っている方もいるでしょう。

そんな皆さんにおすすめのスポットを3つご紹介します!

 

本宮

神社にきたらまずはお参り、ですよね!

熱田神宮の御祭神である熱田大神(あつたのおおかみ)は、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御霊代(みたましろ)とする天照大神のことを指します。この御祭神は皇室の御祖神(みおやがみ)であると同時に、私達日本人の大御祖(おおみおや)でもあります。そのため、ここでは様々な霊験を受けることができます。

「とにかく色んな御利益を受けたい!」

という方は、是非熱田神宮でお祈りをしていきましょう!

ちなみに、熱田神宮でお守りを買うと、熱田神宮の豆知識が書いてある紙が一緒に入っていることがあります。

御朱印と一緒にこれを集めて、「めざせ熱田神宮マスター!」というのも面白いですね!(笑)

 

宮きしめん

「お参りもいいけど、折角ならなにか食べたい!」という方もいるかもしれません。

そんな方におすすめなのが、「宮きしめん」さんです!

「宮きしめん」神宮店さんは、熱田神宮の境内の中にあるお店です。

ここでは、名古屋名物である「きしめん」を食べることができます!

さらに、「宮きしめん」さんでは、きしめんのお土産を買うことができます!

名古屋本場のきしめんを味わい、そして家族・友人・恋人に、きしめんのお土産、いかがですか?

 

こころの小径

「寺社巡りが大好き! もっと深いところがみたい!」という方は、是非「こころの小径」を探索してみてください!

「こころの小径」とは、熱田神宮の裏側にある自然たっぷりの小径のことを指します。

この道を通ることで、熱田神宮のご本宮を、真横や後ろから見て回ることができます!

 

また、「こころの小径」の途中には、清水社と一之御前神社があります。

清水社には、熱田大神が絶世の美女である楊貴妃に生まれ変わったとの言い伝えが残されており、眼や肌を綺麗にする霊験があると言われています。

一之御前神社には、熱田大神の荒魂(あらみたま)が眠るとされています。荒魂は、本殿に眠る和魂(にぎみたま)と対置される存在であり、熱田大神の激しい魂のことを指します。本殿と一緒にここを訪れることで、熱田大神の霊験を更に受け取ることができる……かもしれませんね!

 

なお、「こころの小径」は参詣できる時間が限られています

基本は午前9時から午後4時までですが、日によって微妙にばらつきがありますので、行きたいという方は時間に余裕をもって行くことをおすすめします。

また、「こころの小径」は熱田神宮の中で最も神聖な場所です。

大声を出したり、写真撮影をしたりしないようにしましょう!

 

歴史:主神「熱田大神」こと「草薙神剣」とは

熱田神宮の御祭神である「熱田大神」は、「草薙神剣」に宿る天照大神のことを指します。

皆さんは、草薙神剣にまつわるお話を知っていますか?

 

「古事記」において、草薙神剣は、第12代天皇の皇子である日本武尊(やまとたけるのみこと)に授けられた剣として登場します。

日本武尊が東国平定の命を受けて東に向かう最中、彼は賊に襲われてしまいます。野原に火を放たれ、周囲を炎に囲まれてしまった日本武尊は、周囲の草を薙ぎ払い、そこに火をつけて向かい火を起こすことで窮地を脱しました。この時に草を薙ぎ払うために使われたことから、「草薙神剣」という名前が使われるようになりました。

 

なお、草薙神剣にまつわる伝承は、能「草薙」にも登場します。

ここでは、草薙神剣はより神聖なものとして登場します。能「草薙」では、日本武尊が炎に囲まれるまでは同じですが、そこで彼が周囲の草を薙ぎ払う所から描写が変わります。

なんと、草薙神剣から剣の精霊が登場するのです! そしてその精霊が嵐を作り、炎も草も吹き返し、賊を一気に焼き倒してしまいます。

同じ草薙の話でも、古事記と能とで話が変わるのは面白いですね。

そして、この草薙神剣は、現在は八咫鏡、八尺瓊勾玉とともに、三種の神器として大切に保管されています。

 

(参考文献) 三浦佑之「面白くてよくわかる! 古事記」(アスペクト、2011)

 

注目!! 令和3年、熱田神宮に新スポット誕生!

今年、熱田神宮に新たなスポットが登場します!

それは、「くさなぎ広場」「草薙館」です!

 

「くさなぎ広場」は、南神池周辺の庭園を参詣者の新たな憩いの場とするために作られています。

熱田神宮の神聖な空間を今まで以上に身体で感じることができるようになるでしょう!

「草薙館」は、熱田神宮に保管されている重要文化財の刀剣や、古来より神々に捧げられた日本刀などを展示する刀剣専門展示館として作られています。

刀剣ファンの皆さんは、ここに来れば大満足間違いなしですね!

 

おわりに

今回は、熱田神宮についてご紹介しました!

熱田神宮は、名古屋に住んでいる人は勿論、名古屋に観光に行く皆さんにもおすすめできるスポットです!

名古屋に来た時は、是非熱田神宮でお祈りをしていきましょう!

 

南山大学1年、ボスカルでした!

[アクセス]

熱田神宮

〒456-8585 名古屋市熱田区神宮一丁目1番1号

TEL 052-671-4151(月~日 8:30~16:30受付)

HPリンク https://www.atsutajingu.or.jp/jingu/sp/index.php

 

この記事を書いた人

ボスカル

ボスカル

南山大学 人文学部

名古屋生まれ名古屋育ちの大学生。日本文学と動画と能楽を学んでいます。生粋の名古屋人ならではの情報を発信していきます!