
お疲れ様です!
突然ですが、食器を見て感動したことはありますか?
僕は先日、”丸モ高木陶器”の高木さんに取材をさせていただいたのですが、人生で初めて感動しました。
今回は皆さんと感動を共有するために、高木さんのアイデアと技術と愛で作られた作品をたくさん紹介していこうとす。
何かのお祝いに買いたくなるような作品がたくさん登場します。
お楽しみに〜!
目次
冷水やお湯を入れると色が変わる容器
僕が数ある作品の中でも特に魅力的だと感じたのは、”冷水やお湯を入れると色が変わる容器”です。
実際に撮った動画も添付しましたので、見てみてくださいね!
四季を彩る容器
1つ目は四季を彩る容器です。
まずはこの動画をご覧ください↓
『四季を彩る』と言うだけあって、4つの容器があってそれぞれ”春” ”夏” ”秋” ”冬” をテーマにしたデザインが描かれています。
春といえば ”桜” 夏といえば ”花火” 秋といえば ”紅葉” 冬といえば ”雪”
日本の四季を代表するデザインが浮かび上がってきます。
この4つは17°c以下の液体(水は無論、日本酒など液体)を入れることで色が変わります。
この作品は2020年に作られた物なのですが、何かと大変だった1年を連想させるような想いが入ってる気がします。
僕が個人的に『うわ〜スゲ〜!!』って特に思ったのが、 ”冬” を彩った作品で、
雪やお皿の色は白色だったので、技術的に表現するのが難しいらしいです。
そんな中でどう ”雪” を表現させるかを考えたときに『背景を夜空にしちゃおう!』って思いつく ”アイデア力” が素晴らしいと思いました!
桜が浮き出るタンブラー
2つ目は ”桜” をテーマにしたタンブラーです。
タンブラーは熱を通しやすいので、お水を入れるとすぐに色が変わります。
他の作品ですと、熱伝導がタンブラーに比べると遅かったり、容器の内面にデザインが描かれていたりします。
このタンブラーに入れた水の量が増えるに連れて桜のデザインが浮かび上がってきます。
この ”リアルタイム感” を楽しめるのが、この作品の最も面白いところだと僕は思います。
このタンブラーにビールを注いで飲んだらめっちゃ美味しく感じそうじゃないですか?!
熱の度合いが蓋の色で可視化できる鍋の容器
3つ目は鍋の容器です。
これがまた面白いんです。
上の動画にあるような鍋はよく旅行先の料理で出てきたりしますよね。
その際に皆さん『これいつ食べたらいいんだよ!』って思ったことありませんか?
僕はその経験めっちゃあります。
どのタイミングで食べるのが1番美味しいのか分からないまま、なんとなく『今くらいかな〜』っていうタイミングで食べてたりしてましたね。
しかし、この作品ならタイミングを気にする必要がなくて、『鍋蓋の桜が咲いたタイミング』で食べれば、最も美味しく食べられるそうです。
ですので、店員さんはこのお料理を出す際に、『桜が満開になりましたらお召し上がりください!』の一言で、どのタイミングに鍋を食べたらいいか分かるのです。
しかも、『桜が満開になりましたらお召し上がりください!』って言うのめっちゃカッコよくないですか?!
カッコ良すぎて僕は言いたくなりましたね!
そんなお洒落で利便性の高い鍋でした!
他にも魅力的な作品がたくさん!!
ここまでは全て”冷水やお湯を注いだら色が変わる作品” の紹介をしてきましたが、次は、先ほどとはまた違う作品を紹介していこうと思います。
注ぐと鳥の鳴き声が聞こえる(ピュアな人限定)
こちらは、水を注ぐときに鳥の鳴き声が聞こえます。
高木さん曰く、心のピュアな人にしか聞こえないらしいです。笑
(徳利の中の水圧と空気圧を利用して音を鳴らしています)
見たら分かる通り、この作品には ”青い鳥” がついています。
これは ”幸せの青い鳥” と呼ぶらしいです。
この徳利に入れた日本酒を注いで飲みたいですよね。
この作品は ”富士山” が描かれています。
他にも ”歌舞伎” が描かれていて、小鳥も違ったデザインになっていて面白いですよ!
食洗機で洗っても色が剥げない食器
この作品は、特にチェーンの飲食店向けに作られています。
本来は800°cの窯で作られていますが、この温度で作ると飲食店で使われている食洗機の洗浄力でデザインが落ちてしまうそうです。
チェーンの飲食店で使われている食器にはお店を代表するようなロゴが入っており、剥げてしまうと良くないですよね。
実際、お水やお湯を入れると色が変わるシリーズは食洗機での洗浄ができないものがほとんどです。
そうならないために、1200°cまで温度を上げた窯を作ったそうです。
この窯で作られた食器はデザインが本体の表面に沈み込んだような感じになっていて、食洗機で洗ってもデザインが落ちないようになっています。
それにより、 ”デザインが落ちない食器” ができるのです。
カタログにもアイデアが詰まってる!!
丸モ高木陶器で作られているカタログは、日本の料理をお皿に載せて『こういう盛り付けやイメージになりますよ!』っていうのを表現しているのです。
従来のカタログはお皿がメインで『うちのお皿はこんなデサインしてますよ!』っていう感じで ”お皿の紹介” をしているのですが、
丸モ高木陶器のカタログは ”実質的なお皿の脇役化” をしているのです。
お皿の紹介からせずに、お寿司や天ぷらなどの日本料理などの文化の紹介から入った上でお皿の紹介をしています。
お皿に料理を載せたときのイメージが湧きやすく、イメージもしやすくなるのです。
”あえてお皿の紹介から入らない” というアイデアの斬新さにとても面白さを感じました。
本当にたくさんの種類の作品があり、見ているだけで楽しい
今回取材で色んな作品を見させてもらいましたが、本当にたくさんの種類がありました。
40年も昔に作られたものを譲り受けて今も保管されていたり、めっちゃ高そうなデザインをしているけれど実は1000円しない物やサトウキビで作られた食器など、、、
何万とあるように感じました。(実際は約4万点の日本最大!)
それら全てにアイデアと技術と愛があって、『この作品はどういった想いで作られているか』を想像すると、堪らなく面白いですね。
通販などで一度どんな商品があるのか覗いてみてください。
ここで紹介した物以外にも本当にたくさん種類があります!
まとめ
いかがでしたか?!
魅力たっぷりの丸モ高木陶器の作品を紹介してきました。
とても魅力的な物ばかりで、記事にどれを紹介しようか迷いましたね。
少し余談になりますが、僕が本記事を通して ”作品” という言葉を多用したのには理由がありまして、
僕の中で、”売るために作られたものは商品” ”売ることを目的としていないものは作品” という定義があると思っているのですが、
今回でいうところの丸モ高木陶器の徳利やお皿などは当然、売るために作られたものではあるのですが、
それ以上にこれらに込められた想いや愛の部分がとてもとても強く感じたので、あえて ”作品” という表現を使わさせていただきました。
それくらい魅力が詰まっています。
下にホームページのリンクも掲載しますので、よかったら覗いてみてください。
ではまた!
ライター:たくろう
ー基本情報ー
株式会社 丸モ高木陶器
〒507-0814
岐阜県多治見市市之倉1丁目12番地の1
営業時間 9:00~17:00/丸モ高木陶器本館
【一般のお客様向け販売時間】
平日9:30~15:00
HP:https://www.marumo1887.com/company
一般小売店 うつわの店たかぎ
HP:https://www.marumo1887.com/utsuwa-takagi