
こんばんは!Mikuです!
みなさん、抹茶は好きですか?
抹茶は日本を代表する食文化のひとつですよね。
今回は静岡県掛川市出身の有機抹茶ブランド「MATCHA HEAVEN」をプロデュースしている母里比呂子さんを取材させていただきました。
母里さんの抹茶にかける想いを語っていきます!
目次
抹茶事業を始めたきっかけとは
MATCHA HEAVENは“オーガニック”という難しい栽培に力を入れる茶業農家さんを応援するために立ち上げたブランドです。
まずは、抹茶事業を始めたきっかけについて詳しく話していきます。
地元静岡を盛り上げたい
元々、生まれ育った掛川市に貢献したいという想いを持っていた母里さん。
地域活性化のための掛川市の会議に出席したことで、地域の魅力をどのように発信しようか考えるようになった時がありました。
地域の魅力について追求し続けた結果、抹茶の奥深さに興味を持つようになり、栄養価が高い日本のスーパーフードである有機抹茶をプロデュースしようと決めたのです。
女性だからこそできること
茶業界の社長さんは男性が多いですよね。
でも、よく考えてみてください。
買い物が好きなのは女性の方が多いと思いませんか。
世の中の女性が求めるものを販売することが需要と消費に繋がります。
だからこそ、女性視点の商品開発が必要で、女性だからこそ持ち合わせている感性やセンスを活かし、抹茶をオシャレに魅せることで抹茶の価値観を上げていこうと考えます。
日本の抹茶の実態
みなさんは、抹茶についてどれくらいのことを知っていますか?
抹茶とは碾茶(覆下栽培した茶葉を碾茶炉等で揉まずに乾燥したもの)を茶臼等で微粉末状に製造したものです。
(参照:公益財団法人 日本茶業中央会)
昨今の日本では年間約7000トンの抹茶が生産されていますが、そのうち2800トンは碾茶です。
残りの4200トンの抹茶は、モガ・秋碾茶・粉末茶が原料となります。
世の中で流通している抹茶の60%は、本来の意味での抹茶ではないのです。
抹茶には豊富な栄養素が含まれており、生産者さんの手間もかけられています。
しかし、抹茶とモガの栄養素を比べると抹茶よりも栄養素は少ないです。
つまり、モガを使用した抹茶は安く手に入ります。
実は、日本で売られている抹茶は本物でないものが多いのですね。
抹茶にかける想い
母里さんは大学院で日本茶について研究されているほど、抹茶にかける想いが強い方です。
母里さんの抹茶にかける想い、お話していきます。
抹茶の価値を上げたい
コンビニでペットボトルのお茶を買おうと思うと、100円前後のお茶を買われるでしょう。
考えてみてください。
栄養素が豊富で生産者さんの手間もかけられているのに、100円で手に入るって安すぎると思いませんか?
母里さん
安さを提供しようと思うと常に原価と戦わなければならないんです。
消費者の自分としてもいいものが安く買えると嬉しく感じてしまうこともあるので、難しいところではありますが、原価を安くすると生産者さんからの仕入れ価格を無理に値切ることもあるため、生産者さんにしわ寄せがきて生活が苦しくなってしまいます。
そうするとお茶も作り続けることが難しくなります。
だからこそ、お茶の価値を上げていく必要があります。
社会性を重視しても、マネタイズできる仕組みをどのように作るのか、お金を得ること以上に、未来に何を残していくのかを常に考えています。
日本が誇るべきものだけでなく、生産者さんの想いも汲み取っている母里さんのお話をお聞きし、商品に対してどのような想いが込められていてどれだけの時間をかけているのかを消費者として考える必要があると思いました。
日本の伝統を大切にしたい
抹茶と言えば京都をイメージされる方、多いのではないでしょうか。
―京都の抹茶についてはどう思われていますか?
母里さん
京都の宇治抹茶は本当に尊敬しています。
京都の抹茶は歴史もブランディングも素晴らしいです。
京都は神社やお寺、歴史情緒溢れる街並みといった綺麗な景観があるイメージが確立されていて、それが抹茶のブランディングに活かされていますし、京都の宇治抹茶は30gの量でも30,000円以上で売れているものもあります。
―え、すごい!ブランディングの違いでここまで値段が変わってくるのですね。
母里さん
そうなんです。
歴史的な背景やブランディングができているからこそ、京都の茶業農家さんは生産し続けることができますし、次世代にも残すことができます。
静岡県の抹茶も宇治抹茶とは違うかたちでしっかりと価値を伝えていけるようにしたいですね。
海外でも人気な抹茶。
京都だけでなく、日本の様々な地域で日本の伝統として大切であることを伝えることが必要だと感じました。
抹茶を楽しんで欲しい
みなさんは、抹茶を日常的に飲んでいますか。
喫茶店やカフェが身近に沢山あるため、珈琲を好む方が多いですよね。
こちらは「お抹茶セット」です。
珈琲も美味しいけど、抹茶も美味しく、もっと身近に感じて欲しい!という母里さんの想いから生まれました。
抹茶の美味しさや手軽さを感じていただくために、今のライフスタイルに合わせた新しい抹茶の飲み方をご提案しています。
抹茶は敷居が高いイメージがありますが、抹茶もエスプレッソを楽しむように手軽に抹茶を楽しんで欲しい!と母里さんは言います。
和室で着物を着なくてもエスプレッソを楽しむように抹茶を楽しんで欲しいと母里社長は言います。
OHAGI3での有機抹茶を使用した商品開発!
以前、ホリデイズ株式会社を取り上げた際、OHAGI3で提供している抹茶はMATCHA HEAVENのものを提供していると紹介しました。
自分でオーガニックのものをキャッチアップしていくより、信頼できるパートナー企業様と手を繋ぐことで自分たちの事業成長と共に、これからの社会を創る未来の子どもたちにとって良い商品やブランドになるのではないか。
そういった想いからMATCHA HEAVENの有機抹茶をOHAGI3で提供するようになります。
大名古屋ビルヂング店のオープンに伴い、OHAGI3がMATCHA HEAVENを使用した美味しい抹茶とほうじ茶のアーモンドチョコレートを開発されましたので、これについてもお話していきます。
ここからはホリデイズ株式会社の落合社長のお話が加わります。
大切な人に届けるために
今回、オーガニックのアーモンドチョコレートを商品化することになったきっかけは、仙台に出店した時のお客様の声でした。
無添加おはぎとオーガニックティーに対する想いを語った時、
「素敵な想いが詰まった商品なんですね!」「本当に美味しい抹茶ラテですね!!!感動しました!!!」と自分のように喜んで下さったお客様の目の輝き様を見て、嬉しかったと落合社長は言います。
大名古屋ビルヂング店ではドリンクを販売することができないことから、MATCHA HEAVENの商品をアレンジしようと考えた時、「大切な人の幸せを想う気持ちを表した商品を作りたいと思った」と話されていました。
OHAGI3のおはぎは無添加で消費期限も短いことから、大切な人にギフトとして渡せないこともあったそうです。
ギフトとして届けるにはどうしたら良いかと考えた時、ギフトとして届けられるサイズ感、大切な人を想う気持ちが詰まったチョコレートを届けたいという想いから開発されました。
大切な誰かを想う気持ちと大切に育てられているオーガニック抹茶が掛け合わさったアーモンドチョコレート。
とても素敵ですよね。
私もいただきましたが、美味しさ以上に想いが伝わってきたのを覚えています。
今秋から、より想いを込めたパッケージにチェンジして、大切な方に送りたいギフトに選ばれるようにOHAGI3も日々進化していきます!
是非、みなさんも食べてみて下さい!
おわりに
いかがでしたか?
母里さんや落合さんは毎朝抹茶を飲んでいるそうです。
朝抹茶を始めてから、栄養素が豊富なことからお通じや肌の状態が良くなったり、脂肪燃焼効果が高いことから体形を維持できるようになったりと良いことづくしなんだとか!
また、母里さんの抹茶の価値を上げていきたいといったお話を聞き、普段の消費行動を見つめ直そうと改めて思いました。
モノの価値を考えることは、消費者として社会に貢献することにも繋がりますよね。
下に掲載しているMATCHA HEAVENの有機抹茶の商品、のぞいてみて下さい。
抹茶の世界が広がりますよ!
基本情報
〈MATCHA HEAVEN〉
Instagram:https://www.instagram.com/matchaheaven_japan/?hl=ja
東海地方では、無添加おはぎ専門店「OHAGI3」でMATCHA HEAVENを使った有機抹茶ドリンクをお楽しみいただけます。
〈OHAGI3尼ヶ坂店〉
住所:愛知県名古屋市北区大杉1丁目19-10
営業時間:10:00~16:00(不定休)
TEL:052-898-2888
アクセス:名鉄瀬戸線 尼ヶ坂駅 徒歩1分
〈OHAGI3草叢BOOKS 新守山店〉
住所:愛知県名古屋市守山区新守山2830 アピタ新守山店 2F
営業時間:月曜~土曜/10:00~18:00 日曜/9:00~18:00
(※一部テナントを除く ※アピタの休業日に順ずる)
TEL:052-758-6560
アクセス:JR中央線 新守山駅 徒歩5分
〈OHAGI3店舗情報詳細〉
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