
あけましておめでとうございます、南山大2年のボスカルです!
もう少しで卒業の季節となってきました……!
受験生の皆さん、あと少し頑張ってください!!
これから大学生になる人にとって気になるのは「サークル選び」。
そこで今回は、コロナ禍にサークルとしての活動を始め、沢山の部員を集めている
「名大宝生会」さんを取材しました!!
このサークルは、ゆるーく伝統芸能に触れることができるサークルだそうです。
・どんなサークルなの?
・魅力はなに?
・コロナ禍でもサークル活動を続けられた秘訣は?
などなど……大学のサークル選びに迷っている方は必見です!!
目次
「名大宝生会」とは?
名大宝生会とは、名古屋大学に拠点を置く能楽インカレサークルです!
前身となった「宝生流能楽部(仮)」から活動を始め、2020年より能楽サークルとして本格的な活動を始めた出来たてホヤホヤサークルです!
他大学の学生も入ることができる「インカレサークル」なので、名古屋大学の学生だけでなく、三重大学や南山大学などの学生も在籍しているそうですよ(^o^)
「名大宝生会」ここがオススメ!!
活動は週1。 ゆるく伝統芸能を楽しめる!
名大宝生会の大きな特徴、それは「ゆるく伝統芸能を楽しめる」ことです!
基本的に活動は週1回。
更に活動場所も名古屋大学やいりなか駅そばにある能楽堂なので、気軽に活動に参加することができます!
↑いりなか駅より徒歩3分にある「いりなかスクエア」。この4階に能舞台があります!↑
「能って難しそう……」
と思う人でも大丈夫!
在籍している部員は全員初心者からのスタートだそう!
最初は基礎の所作や基本的な動きから、先生や先輩に1つずつ教えてもらうことができます(^o^)
プロの能楽師さんに教えてもらえる!だから大会も沢山!
このサークルでは、プロの能楽師さんに能を教えていただくことができます!
名大宝生会にてお稽古をつけてくださる先生は、内藤飛能先生です。
先生は宝生流の能楽師として、様々な舞台に立たれています。
そして、プロの先生に教えて頂けるため、沢山の貴重な経験をすることができるそうです!
南山大新4年 Uさん
「このサークルで印象に残っているのは、本物の能面を見て、実際につけることができたことです!
能面は微妙な装飾などの違いで人物が変わるのですが、それを演目に応じて使い分ける、ということを教えて頂けました。
その後に、実際に先生の能を鑑賞したのですが、そこで先生が実際に着替える様子を見学させて頂きました。
その時に先生が能面をつけたのですが……つけた時の能面がとっても美しくて感動しました!」
先輩後輩の関わりが「密」です!!
取材の際、名大宝生会の方々が何度も強調していたこと。
それは、先輩後輩の関わりが「密」だということです!!
名大宝生会さんのツイッターを見ると、先輩後輩が一緒になって練習をしたり、舞を教えたりしている場面がよく見られます(^o^)
先輩後輩関係なく、一緒に教えあって活動しているんですね!
↑大会で着る袴や着物の着方も、先輩がちゃんと教えてくれるそうです!↑
コロナ禍でも成長できたヒミツ
オンラインでも能を楽しもう!
名大宝生会は、コロナ禍でも積極的に活動を続けていったそうです!
自分たちで能楽の勉強会を開いたり、LINEスタンプを作ったりと、自主的に活動をしていました。
三重大新4年 Eさん
「緊急事態宣言などで対面の活動ができなくなった時でも、能の勉強会などを開いて活動を行っています。
それぞれ能について勉強して発表会をしたり、Zoomで謡の練習をしたりと……普段のお稽古がなくなって、時間ができたからこそ出来ることをやっています。」
南山大新4年 Uさん
「このサークルは新しいサークルなので、他大学のサークルと違い、先輩から後輩へと伝わっていく能の知識が少ないと思います。
しかし、だからこそ勉強会はお互いの能の知識をつけるいい機会になっていると思います。
また、能の勉強会は、他の人はどのポイントに注目して能を鑑賞しているのかを知るいい機会になっています。
そのため、勉強会を通して能への新しい視点を得ることができています!」
更に、コロナ禍でできた時間を活かし、名大宝生会さんは「古典deプロジェクト」さんとコラボをしてLINEスタンプを作ったそうです!
能がわからなくても使い勝手がよくて面白いスタンプになっています(^o^)
↓スタンプはこちら!↓
LINEスタンプ「日常に割り込む古典スタンプ 能楽篇」
https://store.line.me/stickershop/product/17678952/ja
新部員歓迎!いつでも門を開けてます
名大宝生会の成長の秘訣は、新入生をはじめとする新入部員の勧誘にもあります!
名大宝生会では、他のサークルよりも早くから宣伝を始めています。
コロナ禍でも活動を止めないスタイルも相まって、名大宝生会には毎年多くの新入生が見学に訪れるそうです!
南山大新2年 Wさん
「大学生になった時、SNSや大学の冊子でサークル探しをしていたが、コロナ禍で他のサークルは殆ど活動を止めていました。
しかし、このサークルはオンラインなどで宣伝や活動を続けていたので、入るきっかけになりました!」
名大新2年 Fさん
「僕はツイッターで「#春から名大」と検索してサークルを探していました。
すると、このサークルが早期から宣伝をしているのを見つけて、入るきっかけになりました」
↑名大の推薦合格発表日には、動画を使った宣伝をしています!↑
すべては学生に能を広めるため
コロナ禍でも工夫して活動を続け、かつ活発に宣伝をしている名大宝生会。
このように積極的に活動をするのは、学生に能を広めたいという思いからでした。
三重大新4年 Eさん
「このサークルは元々、私達(新4年の代)が高校生の頃にできた有志団体でした。
当時、私達は高校の部活にしようと頑張ったのですが、部活にできなかったどころか、同好会にすらなれず卒業してしまいました。
しかし、私達にはこれからも能を続けたい、という強い気持ちがありました。
そのため、『大学でこの団体をサークルにして、学生に能を広める団体にしたい』という気持ちを持って、活動を続けてきました。
サークルになった今も、学生に能を広める団体になるために活動を続けています!」
ゆるーく活動をしながらも、心には熱いものを秘めています!
これからの「名大宝生会」
最後に、これから名大宝生会をどんなサークルにしていきたいか聞いてみました!
三重大新4年 Eさん
「合宿をやってみたいです!
仕舞や謡の練習をするだけでなく、皆で能の鑑賞会をしてみたいなと思ってます。
映像での鑑賞会なら、気になる場面で映像を止めて語ったりできるし(笑)
あとは……聖地巡礼とか!」
内藤先生
「今後出てくるOBOGを含め、先輩後輩の縦のつながりが続いてくれるといいなと思います。
そしてOBOGが、いろんな所で能を広げて語り継いでいってくれると嬉しいですね」
おわりに
今回は、名古屋大学初能楽インカレサークル「名大宝生会」を取材しました!
先輩後輩の仲がよく、ゆるふわっとしたサークルでありながらも、その中には熱いハートが秘めている……そんなインカレサークルのように感じました!
見学はいつでも受け付けているそうですので、気になる人はツイッターを要チェックです!!
[名大宝生会について]
・名大宝生会 ツイッター
https://twitter.com/nuhosho_hium
・名大宝生会×古典deプロジェクト
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