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2021.08.21 1,236PV

日本で初めて綿棒を製造されたのは岐阜県飛騨地方!実は様々な種類や使い方があります

綿棒

こんにちは!ライターのたくろうです!

日常生活のどこかで必ず『綿棒』を使うと思います。

 

耳掃除、お化粧、カメラなどの機械のお掃除など、使い方は様々です。

様々な場面で使う綿棒ですが、実は種類が非常にたくさんあることは知っていますか?

 

実は、日本で初めて綿棒が製造されたのは、岐阜県飛騨地方と言われています。

先日、岐阜県下呂市にある、『サンリツ株式会社』という、日本に4社しかない綿棒製造メーカーさんに取材をさせていただくことができました!

そこで実際にお聞きしたお話(綿棒の種類、使い方など、綿棒の作り方の違い)や、綿棒と飛騨地方のお話、実際に工場見学をさせていただいた際の感想について綴って行こうと思います。

 

綿棒には大きく分けて3種類ある

綿棒といえば、上の画像のようなもののイメージがありますが、実はたくさんの種類があります。

これからどのような種類があり、どのような使い方をしているのか、綴っていこうと思います。

 

一般用

一般用の綿棒とは、耳掃除や赤ちゃんのケア、お化粧に使うものなど、主に一般家庭で使用されるもののことを言います。

ただ、一般用の綿棒にもいくつか種類がありまして、

 

◇箱がプラスチック・紙

◇先端部分の色が白・黒・色が変わるもの

◇よく見る形の綿棒・スパイラル型

◇軸(棒)の部分が紙が主流

◇先端部分の細さ

 

このように種類は様々です。

 

箱がプラスチック製のものと紙製のものがあります。

プラスチック製の箱でできているものは石油を消費して環境に良くないことから、紙製の箱に入った綿棒が発売されました。

 

紙箱になっているので、処分にも困りづらいです。

プラスチック製の箱と比較してコンパクトなつくりになっているので、置く場所にも困りづらいです。

 

環境に良いだけでなく、衛生面でも良い作りがされています。

箱の側面に綿棒を取り出すためのスペースがあるので、先端部分を触らずに使用することができるようになっています。

 

色に関しては割と好みですが、黒色の綿棒を使うことで耳掃除をした際に耳垢がどれくらい取れているか確認することができ、『黒色の綿棒を使ったら白色には戻れない!』と言う方がいるくらいです。

*好みは人それぞれなので、お好きなものを選ぶと良いと思います!

 

また、綿棒の先端部分の形に関しては、よく見る形の綿棒の他に『スパイラル型』というものが存在します。

スパイラル型とは、下の画像のように凹凸型になっているもののことを言います。

形状が凸凹しているのでよくみる形の綿棒と比較して耳垢が取れやすく、快適に耳掃除ができることが特徴です。

軸の種類は紙が主流です。

紙軸以外の綿棒をかなり前に使われていたのですが、耳かきをしている途中に折れてしまってケガをする人が出てしまったため、一般家庭では基本的に紙軸の綿棒が使われています。

 

軸が紙製の綿棒↑

先端部分の細さに関しては、大人が使う綿棒の綿径が大体5ミリなのに比べて、赤ちゃん用の綿棒は約3ミリとかなり細く作られています。

赤ちゃん以外でも、耳の穴が小さい方も綿径が小さいものを使うとより快適に綿棒を使うことができると思います。

 

工業用

工業用の綿棒とは、主に精密電子機器や電子部品などの清掃に使われる綿棒のことを言います。

 

綿棒の先端部分が尖った形をしているものが、工業用の綿棒には多くあります。

工業用綿棒は、産業や工業関係で使われることが多々あります。

毛羽立ちが少なく、独自の技術で製造した綿棒が、精密機器・電子部品・光学機器・光ファイバー関連部品、基盤などの製造に役立っています。

メイドインジャパンクオリティが日本国内だけでなく、海外でも大活躍しているそうです。 

このような用途で先端の細い綿棒を使いたい方は、工業用綿棒を購入してみるのも良いかもしれません。

 

医療用

医療用綿棒とは、医療現場で使われる綿棒のことを言います。

患者の耳や鼻の清掃のほか、病原体や微生物の採取、患部の消毒などに使用されます。

外科、内科、小児科、耳鼻科など、各科の用途に合わせたさまざまな形状のものがあります。

医療用綿棒の特徴として、軸の部分がアルミでできているものがあることです。


アルミ製の綿棒は、この写真のようにの字に曲げて、指に引っかけて使うことができます。
インフルエンザやコロナウイルスの検査にも使われています。
 

日本で初めて綿棒を製造された岐阜県飛騨地方

タイトルにもありますが、実は日本で初めて綿棒を製造されたのは岐阜県飛騨地方と言われております。

ただ、日本で初めて綿棒を製造した時期は1965年でありますが、

綿棒が日本で初めて出回ったのは第二次世界大戦の終戦後だそうです。
当時は軸の部分は木製でした。

 

爪楊枝と同じ『シラカバ』であることや作り方が似ていたことから、現在の岐阜県高山市において国産化されることになりました。

実際に工場見学をさせていただいた感想

サンリツ株式会社さんに取材をさせていただいた際、工場見学をさせていただくことができました。

規律上写真撮影をすることはできませんでしたが、工場見学をさせていただいた感想について綴って行こうと思います。

 

その前に、綿棒の作り方についてのお話になります。

他の企業さんの綿棒の作り方は、素材になっている綿を一度砕いて再び集めるようなワタアメみたいな作り方をしているそうです。

サンリツ株式会社さんは、薄くした綿を軸に巻きつける『綿巻き方式』をとられているそうです。

 

これを踏まえて感想に入っていきたいと思います。

まず驚いたこととして、検品の基準がとても厳しいことです。

最終的には人の目で製品の可否を厳しく判断されているため、とても検品の制度の高さを伺うことができます。

 

作業の手際が職人のようで、とても輝いて見えました。

どの方が何年働かれているかは分かりませんでしたが、長年働かれていることが伺えました。

長年1つのことを続けて極めた人はかっこいいですし、憧れまよね。

まとめ

いかがでしたか?

これまで、綿棒にこんな種類や使い方があり、こだわりを多く持って作られていることを知りませんでした。

 

これからも、綿棒みたいに『あまり認知されていないけど実はとても魅力がいっぱいのヒト・モノ・コト』を見つけ出していきたいと思います。

 

ではまた! 

 

ライター:たくろう

 

ー基本情報ー

サンリツ株式会社 Sanritsu Corpration

〒509-3106

岐阜県下呂市小坂町大島1271番地

TEL:0576-62-2432

FAX:0576-62-3556

公式サイト: https://www.sanritsu-corp.jp/

 

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この記事を書いた人

たくろう

たくろう

名古屋 スクール・オブ・ビジネス専門学校

愛知県名古屋市出身
ゲームと音楽と文を書くことが好きです。
名古屋の良さを存分に伝えられるよう頑張ります!