
こんにちは。
今回は瀬戸市で瀬戸焼の陶芸体験をした様子をお届けします!
喜多窯 霞仙さんのもとへ
前回の記事で、瀬戸市は1000年以上の歴史と伝統を有する瀬戸焼を誇る、やきものの街だということをお伝えしました。
そんな瀬戸焼の陶芸を、喜多窯 霞仙さんにお伺いして体験させていただきました!
霞仙さんは、350年を超える長い歴史をもつ老舗の窯元。瀬戸焼の一種である赤津焼が焼かれている、瀬戸市内の赤津地区に所在しています。
赤津地区は、江戸時代に尾張徳川家の御用窯が置かれた地。
そして赤津焼は、名古屋城のお庭焼きとして生まれたお深井(おふけ)をはじめとする、伝統の7釉で彩られることが特徴です。
いざ、陶芸体験!
それでは、陶芸の様子をお伝えしていきます。
複雑な工程を描写するのに少々限界を感じますが、温かい目で見守って頂けると嬉しいです(笑)
まずは、『菊練り』という粘土の中に残っている空気を抜く作業をします。
粘土に効くの花びらのような模様ができるので『菊練り』と呼ばれるのですね。
なるほどね、生地をちょっと持ち上げて、ちょっとずらして、下に押すのを繰り返すのね。なるほどなるほど……。
全然理解していませんでした。
上の写真と見比べていただくと分かると思いますが、ただこねくりまわしてエセ菊模様をつくってしまいました。
先行きが思いやられつつ(こねくりまわした私の生地は先生が修正してくださりました)、菊練りが終わったらいよいよろくろでの成形がスタートです!
私は初めての陶芸体験なので、「ろくろって陶芸家っぽい!」と安直な発想でワクワクです(笑)
作りたい作品を決めたら、ろくろの上に置かれた粘土からその作品に必要な量の深さまで親指で押していきます。
粘土に手が引っかからないように、手に水をつけて行います。
前知識が何もない私は、量を決める作業から回っているろくろの上で行うことにびっくりです。
使う粘土の量が決まったら、今度は少し手の位置を変えて、先ほど押してきた穴を横に広げます。この作業で、作品の底の大きさが決まります。
ここからは、両手を使って、作品の壁になる部分を作っていきます。
この作業が、不器用な自分にとって本当に難しかったです(涙)
生地の中、外の両方に指を添えて、少しずつ上に上げていくのですが、左右の指がずれないように、変な力が入らないように気を配るのがなかなかできません。
先生がお手本を見せてくれますが、自由自在に粘土の形を操っていて、自分の粘土と同じものなのか疑ってしまうほど……(ちゃんと同じものです)。
この作業で、指を添える角度や力の加え方で、同じ生地の量が、湯呑み、お茶碗、お皿……と、様々な作品へと形作られます。
無事に作品が完成!
そんなこんなで、一通りの作業を終え、三つの作品をつくることができました。
ろくろから取り出してすぐの作品はこちら!
そして、焼きあがった完成品はこちら!
霞仙では、仕上げの釉薬には赤津焼伝統の7釉に加え、期間限定色など豊富なパターンの中から色付けしてもらう釉薬を選ぶことができます♪
私が特にお気に入りなのは平たいお皿です!パスタをのせる作戦を練っています。
おわりに・・・
……と、いろいろと書いてみましたが、文章で伝えるのには限界があるので、気になった方は実際に体験に行くことをぜひおすすめします!
初めてでも、霞仙さんの力で自分の想像以上の作品をつくることができますよ。
最後に、優しく丁寧にご指導してくださった当主の加藤さん、本当にありがとうございました。
それではまた!
▼ 当日の様子を動画でもお届けします♪
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