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仕事・人

2021.09.18 461PV

「葬儀会館ティア」から生きることについて考える 働くことの本質とは

こんばんは!Mikuです!

みなさんは“葬儀”に出席したことはありますか。また、その際にどういったことを考えていたでしょうか。

日常生活を送る中で人の死に触れる機会は多くはありません。 しかし、私たちはいつか必ず大切な人の“死”に向き合う時が来ます。

今回は、名古屋市北区に本社を置く、葬儀会館「ティア」の冨安徳久社長に取材をさせていただきました。

「死生観」から「人生観」「仕事観」について考えていただければと思います。

 

ティアを立ち上げたきっかけとは

18歳のアルバイト時代から葬儀業界で働いてきた冨安社長。

ティアを設立するまでにどのような経緯があったのでしょうか。

 

目標数値追求型経営の壁

冨安社長が30歳の時に在籍していた葬儀会社での会議で、“生活保護受給者の葬儀は受けない”という方針が決定したことが事の発端でした。

会議の席で耳を疑い、挙手もせずに立ち上がり、「これだけは絶対にやってはならないことではないですか!!」と声をあげてしまうほどでした。

冨安社長が最初に在籍していた葬儀会社では、「人の死を生業とした仕事である以上、仏様を分け隔てしてはならない」と教えられたそうです。

これまで正しいと思っていたことが目の前で覆され、忘れもしない出来事だったと言います。

 

きちんと予算計画を立てクリアしていくので分け隔てなく葬儀をやらせてくださいと訴えても怒鳴られる。

また、仕入れ価格に合わない高額な葬儀費用を提供していたことに疑問を抱き、改善点を提案しても叱責される。

 

お客様に喜んでいただいた結果として売上・利益があるはずなのに、利益追求によって喜べない人を生み出してしまうのは違うのではないか。

何度訴えても意見や提案を受け入れられず、このままでは葬儀の在り方、業界の未来を変えることができない思った冨安社長は独立を決意します。

 

自分の使命が見つかる

独立を決意した理由を後押ししたのは、15歳の時に読んだ司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」という本でした。

竜馬さんの教えを読み、生き方を学び、「自分は何をすべきなのか?それを探しながら生きなければ」と感化されたあの日から、「自分の使命とは何だろうか」と考えていた冨安社長。

今の葬儀業界ではダメだ!と思った瞬間、自分が葬儀業界を改革していくことが自分の使命であると気付いたのです。

 

日本で一番ありがとうと言われる葬儀社にするべく、葬儀を続けながら独立の準備を始めます。

 

ティアの強みとは

 (CM)

 

続いて、葬儀業界の中で第一線を走り続けているティアの強みについてお話していきます。

 

無理のない葬儀価格を提案する

みなさん、葬儀価格の相場はどれくらいだと思いますか?

これについて考えたことがなかった私は、冨安社長に予算の相場についてお聞きしました。

葬儀社全体で見るとかつては200万円が平均だったそうです。

現在は色々な理由から110万円が全国平均だそうですが、ティアの平均価格は90万円です。

 

“適正な価格”を提案しているティアは開示性も高いです。

そのため、他の葬儀社との比較対象もでき、ご遺族が予算をたてやすくなっています。

とても信頼できる葬儀社です。

ご遺族の意向を聞かずに売上や利益を追求しがちな葬儀社もある中、ティアはご遺族の気持ちを汲み取り、無理のない予算で“最期のお別れ“をしていただく姿勢を大切にしています。

 

理念と行動を共にすることが、ご遺族が望んでいる葬儀の実現に繋がりますね。

 

人の心に寄り添える“人財”

「日本で一番『ありがとう』と言われる葬儀社」を目指すべく、人の心に寄り添える“人財”を育成しているティア。

ひとつひとつのご葬儀を繰り返しの儀式ではなく、かけがえのない故人様にとって一生に一度の儀式と考えて執り行っています。

 

人を最大の付加価値と考えているティアは人財の教育に力を入れており、「ティアアカデミー」という独自の教育プログラムがあります。

人材開発部や人事部の協力体制の下、継続的な取り組みを行っているそうです。

 

社員教育というと人事部が担うことが多いと思います。

なぜ、ティアはそこまでの教育システムを整えているのでしょうか。

それは、死を意識していない若者たちに向けて生きることについて考えて欲しいという願いがあるからです。

 

みなさんが義務教育を受けていた時、人の生き方や在り方、働き方について誰かに教わったことはありますか。

今大人になったからこそ考えることはあると思いますが、誰も教えてくれなかったかと思います。

私も思い描いていた将来の夢はありましたが、自分の生き方について考えたことはなく、考えるようになったのもつい最近の話です。

 

学歴を追い求める時代が終わった現代において大切なことは、少なくとも社会に出たら自分の足で立って生きていくこと、つまりは「自立」することだと冨安社長は言います。

 

冨安社長

人生最大のテーマはなんだと思いますか?

自立することです。

自分の力で働いて自分の力で生きていくことが何よりも大切。

親は必ず先に死ぬのに、子どもを守りすぎている親がいる。 親の財産をあてにしないように育てる必要があるのに、亡くなる前に相続のことで揉めているという事実がある

お金以上に子どもたちには“人間らしさ”を残さなければならない。

 

アルバイト時代から現在にかけて様々なご遺族と出逢い、生きることについて何度も考えてきたであろう冨安社長。

ご遺族や故人様と向き合い続けてきたからこそ、働く社員とも真剣に向き合おうとしているのだと感じました。

 

社員に伝えたいこと

人財教育に力を入れているティア。

社員のみなさんに伝えたいことについて、お聞きしました。

 

働くことは与えること

人生の最大のテーマは自立すること。

自立するためには働かなければなりません。

では、働くことの本質的な意味はなんでしょう。

 

私たちはお金がなければ生きていけないため、働きます。

しかし、生活するためだけに働こうとすると非常にしんどい思いをします。

 

冨安社長

働くことの本質的な意味は“与えること”と理解して欲しい。

その仕事を通じて何が与えられるのか。 働くことによってお客様にどのような喜びを与えることができるのか。

これが理解出来た時に初めて感謝の言葉がもらえます。

学校教育では教えられないから企業教育として教えていくしかないのです。

 

葬儀社の仕事に限ることではなく、全ての仕事に共通することですよね。

みなさんは、働くことによって何を与えているでしょうか。

 

人間のあるべき姿

仕事において、“面倒くさい”という感情が生じてしまうこと、ありますよね。

人間は大変なことより楽なことを選択してしまうので仕方がないことです。

だからこそ、理念を共有して方向性を揃える必要があると冨安社長は言います。

 

冨安社長

面倒くさいの先にお客様の喜びはありません。

感動していただこうと思ったら様々な行程が増えていきます。

当然その人のことを考えるという行程もあります。

お客様に喜んでいただく、感謝をいただくには面倒くさいという感情を捨て去ることです!

 

―喜んでいただけたら自分も嬉しいですしね!

 

冨安社長

こういった想いが育つと、自分の価値や存在意義がわかってくる。

自分が頼られることや感謝されることがわかると、お金以外の報酬が得られます。

感謝やありがとうという報酬(ご褒美)を知って欲しい。もっとお客様を喜ばせたいと思うことができる人を育てていきたいです。

 

“死”にかかわる究極のビジネスだからこそ、お客様のことを常に考える必要がありますね。

私は社会福祉の現場で“命”にかかわっているので、共通することがたくさんありました。

 

私は、ライター活動や社会福祉の他にも多くの事業に携わっていますが、やはりモチベーションはお金以外のものです。

利用者様の喜びやこれからの社会を生きる子どもたちのことを考えると動かざるを得ないのです。

今はこのような考えを持っていますが、以前は働くことについて理解していませんでした。

様々な人に出逢うことで自分の働き方を構築していますが、冨安社長のお話により、さらに彩りあるものになりました。

 

おわりに

超高齢化の進行に伴い“終活”という言葉が注目され続けています。

終活とは、葬儀について考えることではなく人生の最期を意識しながら生きることです。

しかし、若者にとってはまだまだ先のように思えてしまい、考えることを後回しにしているように思います。

冨安社長が一番伝えたいことは“生き方”、つまり、“終活”について考えることです。

過去の命、現在の命、未来の命について伝え続ける業界であって欲しいし、入社した社員たちにも教育を通して伝え続けていきたいとおっしゃっていました。

 

今回の記事を通して、“生き方”について考えるきっかけになれたら幸いです。

 

冨安社長のお話をもっと聞きたい!と思う学生さん、是非インターンや説明会に足を運んでみてください!

冨安社長の熱いお話を聞くことができます。

https://www.tear.co.jp/recruit/newgraduate/  

 

基本情報

〈株式会社ティア本社〉

住所:愛知県名古屋市北区黒川3丁目35番地1

アクセス:名古屋市営地下鉄名城線「黒川」駅4番出口から徒歩5分

TEL:052-918-8200

HP:https://www.tear.co.jp/ 

 

この記事を書いた人

Miku

Miku

椙山女学園大学 人間関係学部

愛知県刈谷市出身。社会福祉学を専門にしており、名古屋を中心に社会福祉施設で活動中。2020年8月よりヴィーガン生活開始。